|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 不 : [ふ] 1. (n-pref) un- 2. non- 3. negative prefix ・ 不如帰 : [ほととぎす, ふじょき] (n) cuckoo ・ 小説 : [しょうせつ] 【名詞】 1. novel 2. story ・ 説 : [せつ] 1. (n,n-suf) theory
『不如帰』は、明治31年(1898年)から32年(1899年)にかけて国民新聞に掲載された徳冨蘆花の小説。のちに出版されてベストセラーとなった。 なお徳冨蘆花自身は『不如帰』の読みとして、少なくとも後年「ふじょき」としたが〔岩波文庫版の巻末の注:題名の読み方について/最初新聞にのったときは「ほととぎす」とふりがながついていて以来一般にそれが用いられてきました。作者自身はのちに「ふじょき」と言い、百版の序文ではそうふりがなしていますが、本文庫版では言いならわしに従って「ほととぎす」の方を採用しました。〕〔第百版不如帰の巻首に 「不如帰(ふじょき)が百版になるので、校正かたがた久しぶりに読んでみた。(中略)明治42年2月2日 昔の武蔵野今は東京府下/北多摩郡千歳村粕谷の里にて/徳冨健次郎識」。〕、現在では「ほととぎす」という読みが広まっている。 片岡中将の愛娘浪子は、実家の冷たい継母、横恋慕する千々岩、気むずかしい姑に苦しみながらも、海軍少尉川島武男男爵との幸福な結婚生活を送っていた。しかし武男が日清戦争へ出陣してしまった間に、浪子の結核を理由に離婚を強いられ、夫をしたいつつ死んでゆく。浪子の「あああ、人間はなぜ死ぬのでしょう! 生きたいわ! 千年も万年も生きたいわ!」、「ああつらい! つらい! もう女なんぞに生まれはしませんよ」〔原文表記は「婦人(おんな)」〕は日本近代文学を代表する名セリフとなった。 家庭内の新旧思想の対立と軋轢、伝染病に対する社会的な知識など当時の一般大衆の興趣に合致し、広く読者を得た。 作中人物にはモデルが存在する。しかしベストセラーとなったが故に、当時小説がそのまま真実と信じた民衆によって、モデルとなった人物に事実無根の風評被害があった。(詳細は作中人物のモデルの『不如帰』項を参照)。 後にはこれを原作とした映画や演劇などの演劇作品が数多く制作されている。 == 小説を元にした作品 == === 舞台 === 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「不如帰 (小説)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|